健康スポーツナースになる方法と活躍の形

健康的な生活を維持するためには、スポーツなど適度な運動が重要である。
ただ、運動は内容が適切でないと、期待した効果が得られない上に、ケガをするリスクが高まる。
そこで、健康とスポーツに関するアドバイスをするのが、健康スポーツナースである。
健康スポーツナースは日本健康運動看護学会の資格であり、看護師の資格を持っている人であれば誰でもなることができる。
そして、学会から認定を受けている専門家ということで、必要とされる場面は多い。
地域の運動センターで一般人を相手に運動のアドバイスを行うこともあれば、医療機関と連携しながらプロスポーツ選手のサポートをする場合もある。
その健康スポーツナースになるためには、宮崎県にある日本健康運動看護学会の施設で20時間の講習を受ける必要がある。
講座では健康に関する基本的な座学を受けたり、適切な運動を実技形式で学んだりする。
講習は2日から3日にかけて行われ、最終日には試験が実施される。その試験に合格すれば、健康スポーツナースを名乗ることができる。
ただ、講習が2日しか行われない場合は、必要な20時間には満たないことがある。
その場合は試験を受けることなく終了し、別の日に20時間を満たすまでの講習を受けた後、試験を受ける形となるので注意が必要だ。
そして、講習を受け試験に合格した後には、4年間の内に合計10時間の指定研修プログラムを受けなければならない。
研修プログラムは複数の種類があり、どれを選択しても問題はないが、日本健康運動看護学会の学術集会への参加は必須となっている。